シニア起業の成功事例「定年起業は自分の強みを活かす」

会社を定年退職したら、これまでの経験を活かして起業したいと考えているシニアは多くいるでしょう。

そういうシニアで起業して成功している方は、「利益」よりも「社会との繋がり」「働きがい」などを目的にして起業している方が多いようです。

また、会社の在職中に起業の準備をしている方は、定年後にスムーズにシニア起業ができます。

そんなシニア起業の成功事例と成功のポイントを紹介します。

定年後の「第二の人生」をどう送るのか

定年を迎えるにあたって「第二の人生をどう送るか」。中堅メーカの営業マンとして働いてきたAさんは、当時、そのことに思い悩んでいたそうです。

Aさんより先に退職された方のなかには、再就職して働いている人もいれば、完全リタイアして趣味を生き甲斐にして生きている方もいました。しかし、Aさんは、「自分はこれから、どうやってて生きていけば充実した生き方ができるのだろうか」ということを考え、悶々とした日々を送っていました。

Aさんの子供は既に自立し、奥さんとの二人暮らし。定年ごには年金も出て金銭的には働かなくても生活していくことは可能でした。しかし、Aさんには、これといった趣味もなく、時間を持て余すことになることを心配していました。そんな時、ある雑誌で、定年後に起業して、生き生きと働いているシニアの特集が目に留まりました。「これだ!」とAさんは、思いました。”自分も起業できるかもしれない”、これがAさんが起業して事業を始める切っ掛けとなりました。

営業マンの経験を元に「営業代行業」を始める

Aさんは、会社時代の営業活動を通じ、営業の能力と経験には自信を持っていました。また、開業後は、会社員時代と同じ収入を得る必要も特にありませんでした。

そういうこともあり、Aさんは、「経験を活かす」「健康第一」「楽しく働く」「大きな儲けは狙わない」「初期投資に多くの資金を投資しない」ということを目標にして起業を考えたところ、「営業代行」という事業を思いつきました。

「営業代行」とは、企業の営業活動を代行するビジネスです。営業代行ビジネスには、既存商品の売り上げ拡大、新規商品の販路拡大等の種類がありますが、クライアントにとっては、数多くの営業社員を抱えるコストを減らし、営業のプロに任すことによって、大きな成果を得るというメリットが期待ができます。

Aさんは、起業を決意し、在職中から多くの「経営書」を読み、独学でビジネスの勉強を始めました。さらに商工会議所が主催する経営セミナーなどに参加し、起業家の方から経営について色々な話を聞き勉強しました。また、これまでの会社員としての人脈を使って、事前に営業活動をし、起業後に顧客になってくれそうな、幾つかの会社を確保することにも成功しました。

Aさんは、定年退職後、数カ月してから起業し、最初の仕事で大きな成功を納めることができました。その後は、クライアントの紹介などによって新たな仕事の依頼が来るようになりました。この成功をきっかけとして、「営業代行」だけでなく、営業マンの育成、営業のコンサルタント等、どんどんと仕事の幅が広がりビジネスを拡大しているのです。

シニア起業成功のポイント:勉強熱心、謙虚であること

長年同じ会社で働いてきた方は、大抵何らかの知識、経験、強みを持っています。在職中は、その強みを会社の仕事に活かしていればよかったのです。仕事に集中していれば良かったのです。

ですが、一度起業すれば、その強みは自分のビジネスのなかに活かすことができるのです。強みを活かすことでビジネスすることが可能になりますが、経営者としてのプレイヤーと営業マンとしてのプレイヤーの一人二役をこなす必要が出てきます。そのためには、経営についての知識が必要になります。経営について勉強しておかなければ経営者は務まらないのです。更に経理や税理、PCのスキル習得も必要になります。一人で経営する場合は、これらの勉強も必須になります。

また、会社員のときに、どんな役職を持っていたとしても、起業したら、その会社員時代の肩書は全く役に立ちません。そして、プライドを抑え謙虚にクライアントに接しなければビジネスは上手く行かなくなります。ビジネスには、常に謙虚な姿勢が求められるのです。

Aさんの成功事例にみるように、「勉強熱心」「常に謙虚な姿勢」であることが、シニア起業者の成功のポイントなのです。



コメントは受け付けていません。